第12回 東京 こけし屋


こけし屋は老舗のフランス料理、洋菓子店。本館は6階建てのビルで、1階が洋菓子、2階が喫茶、3階にレストラン、4Fは宴会場、地下1階にはギャラリーもあります。少し離れたところには別館も。1階がテラスのあるレストラン、2階が大宴会場。駐車場もあります。

早速、本館2階の喫茶へ! いつもあれこれ悩みますが、10時から14時まで提供されているサービスセット(トースト、サラダ、スクランブルエッグorヨーグルト、コーヒーor紅茶。税込も715円)をオーダー。

紅茶はポットでサービスされます。セイロンブレンドティーです。1杯目はストレートで。おいしい。続けて料理のお皿が来ました。厚切りトーストの間にはバターが挟まれています。ハム入りの熱々スクランブルエッグはバターの風味。サラダはお皿からこぼれそうなボリュームのキャベツの千切りにポテトサラダ、トマト。ドレッシングもさっぱりしておいしい。

食後の紅茶はミルクでいただきました。ちなみにミルクはおかわりもできます。ほっとする味わいでした。

こけし屋は1949年に喫茶室から始まって、53年にフランス家庭料理を提供し始めたそうです。当時西荻で喫茶ができるのはこけし屋さんしかなかったそうで、作家松本清張さんをはじめ多くの文化人に愛されてきました。作曲家の服部良一さんは「東京ブギウギ」のメロディーをこけし屋で思いついて紙ナプキンに書きとめた、というお話も。

包装紙やお店の看板は画家の鈴木信太郎さんが描いたオランダ人形。かわいいです。オリジナルティー(セイロンティー100%)と洋菓子サブレをおみやげに購入。サクサクしたクッキー生地の中にチョコレートクリームが入っていてとってもおいしいんです(「こけし屋サブレ」というのもあるので間違わないように)。

別館の駐車場スペースでは、毎月第2日曜日に「こけし屋グルメの日曜朝市」も行われています。こけし屋フレンチを気軽の楽しめますよ。今回も満足、満腹。ぜひ訪れてみてくださいね!

こけし

〒167-0053 東京都杉並区西荻南3-14-6

tel:03-3334-5111

インスタグラム @kobasan770

www.kokeshiya.com

https://www.instagram.com/p/CUgyOfllcYu/