2021年も残すところあとわずかとなりました。今年はいろいろあったな…としみじみ振り返っていたら、ふと「海が見たい…。そして、お茶が、したい…!」と思い立ち、鎌倉でアフタヌーンティーを楽しんでまいりました! 久しぶりの「孤独の紅茶グルメ」第16回目です。
訪れたのは江ノ島電鉄・長谷駅近くの「コヤギヤ デリカテッセン&カンパニー」さん。午後には本格英国式アフタヌーンティー(完全予約制)、夜は料理とお酒が楽しめるお店です。由比ケ浜からもほど近く、歩いて5分ほどで到着しました。
小さくてかわいらしいお店のドアを開けると、大きなクリスマスツリーがお出迎え。ストーブであたたまった店内はまるで誰かのおうちに遊びに来たようです。テーブルにはフランスのティーブランド、ダマンフレールのアドベントカレンダーが。クリスマス気分が盛り上がります。
席に着くとポットとカップがあしらわれたデザインの素敵なスタンドが運ばれてきました。イギリスの作家さんによるものだそう。お茶をいただくティーカップとおそろいのデザインです。
セイボリーはハム、キュウリ、スモークサーモンのサンドイッチ、ちぢみほうれん草とベーコンのキッシュロレーヌ。スイーツはりんごのカラメリゼのクラフティ、グルテンフリーのガトーショコラ、そしてクレームカラメル。どれもおいしそうですが、ん? 楽しみにしていたスコーンがない…と思っていたら、「スコーンは焼きたてをお出ししますので」と、今から焼いてくださるとのこと! なんてうれしいティータイム!
紅茶はリプトンのアールグレイBIOとトワイニングのロシアンアールグレイの2種を飲み比べることに。どちらもフランス国内限定商品で、現地にお住まいの友人が買ってきてくださったものだとか。BIOのほうはフラワリーでお香のような神聖な香り。癒されます。ロシアンアールグレイは柑橘の香りが強くとっても爽やかな味わいです。
そしてキッシュもクラフティもあたたかい! どちらも予約の時間に合わせて焼いてくださったとのこと。なんて贅沢なんでしょう。どれも本当においしくて感動です。そしてお待ちかねのスコーンが。プレーンとクランベリーの2種のスコーンにクロテッドクリーム、ストロベリージャムとマーマレードが添えられています。焼きたてをひとくち…サクッ、ふわっ、とろける! 初めての食感のスコーンです。とってもおいしい!
イギリスへの留学経験もあるという店主の中原さん。最近ロンドンでは軽い食感のスコーンがトレンドだと現地のご友人に聞き、試行錯誤し何度も試作を重ねてこのスコーンを作り上げたのだそう。ひとりでこんなに食べられないかも、と思っていましたが、軽いので全部いただくことができました。
ラム酒たっぷりのガトーショコラは濃厚だけれど重くなく、アールグレイによく合います。クレームカラメルはなめらかで甘すぎずやさしいお味でした。紅茶も2ポットたっぷりいただいて大満足。中原さんの素敵なお人柄と楽しいお話についつい時間を忘れてしまいました。まさにcozyとはこのこと、そんな空間で幸せなひと時を過ごすことができました。機会があればぜひ訪れてみてくださいね。
コヤギヤ デリカテッセン アンド カンパニー
〒248-0016 鎌倉市長谷2−11−41
火曜・水曜定休
*ご予約状況はHPの営業日カレンダーをご確認ください。