第30回 神戸 紅茶の店 アリエル


 

こんにちは!Tea Time編集部です。本日は「孤独の紅茶グルメ」第30回、兵庫県神戸市にある「紅茶の店 アリエル」をご紹介いたします。

先週次号の取材で大阪に行ってきましたが、せっかくなので神戸にある紅茶専門店を訪ねることに。Tea Time でおいしい紅茶の楽しみ方をご紹介いただいてる兵庫県加古川市の「紅茶と英国菓子の店チャッツワース」の岸本さんに「明日は神戸のアリエルさんに伺う予定です」とお伝えしたところ「アリエルさんなら是非一緒に!」ということで同行してくださいました(孤独じゃなくてすみません)

明石駅で待ち合わせして岸本さんの車で向かいます。「アリエルの渡邊さんは、長い経験から辿り着いて今のスタイルになられていますから、お楽しみに」とのこと。どういう意味なんだろう~。

車で15分くらい、神戸学院大学のそばにお店があります。専用駐車場は3台分ありました。お店に入るとカウンターにダンディーなマスター渡邊さんが。正面にキームンの茶葉がたくさん積んであり岸本さんと紅茶談義が始まりました(笑・長い)。

ソファー席、テーブル席もありましたが、カウンターに座らせていただきました。お話も落ち着いてきたところでようやく紅茶を注文。私はアッサム、岸本さんはセイロン。「うちはスコーン教室もやっているんですよ」とのこと、もちろんスコーンも注文しました。

5分ほどして紅茶がティーポットで出てきました。茶葉は入ったまま、でもストレーナーが付いてきません。そのままアッサムをカップに注いて飲むと、甘くてまろやかでおいしい! これはミルクも絶対おしいぞと「ミルクお願いします」と言ったら「うちは砂糖もミルクもないんですよ」と。

そうなんです。なんとアリエルさんではお水、お砂糖、ミルクは出てきません。こんなに徹底しているお店は今まで行ったことがないかも。「紅茶は20分くらいおいた方がおいしいんですよ、最初の1杯と味の変化を楽しんでくださいね」と、確かにおいしい。スコーンも大ぶりでおいしいです。

紅茶の話を始めると止まらない渡邊さん、そのため、学生さんらしきお客さんが徐々に増えてきましたが、注文を取るまでと提供するまでの時間が長いような。でもみなさん「いつものこと~」という感じなのか、気にされることもなく、ゆっくり紅茶を飲んでシナモントーストなど食べていらっしゃいました。

アイスティーの作り方も試行錯誤されて今の作り方になったそうで、紅茶を20分蒸らして、氷でいっぱいにしたサーバーに一気に注ぎ入れ、すぐに別のサーバーへ一移して、そのまま氷なしでグラスにそそぎます。これもおいしかった。

ランチにはオリジナルのカレーも。独自の紅茶道はありますが、一度は訪ねていただきたいお店です。お近くに行かれた際には是非!

紅茶の店 ARIEL

〒651-2113 兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬1746

078-974-5967
10:00~21:00(無休)

専用駐車場3台

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