第45回 神戸 LE UN(ルアン)神戸迎賓館


 

おいしい紅茶をもとめてどこまでも。「孤独の紅茶グルメ」の第45回は兵庫県神戸市にある「LE UN(ルアン)神戸迎賓館」にお邪魔しました。邸宅を改装したフレンチレストランで、優雅にアフタヌーンティーを楽しみました。

山陽電鉄の月見山駅もしくは須磨寺駅から徒歩7分ほど。住宅街を抜けた緑に囲まれた一角にお店があります。門前で予約の確認を終え、坂道を登っていくと、丘の上に大きな洋館が! 広大な庭園が広がり、日本とは思えない景色です。

大正時代に建てられたこの邸宅は、震災や戦火を奇跡的に免れ、庭も建物もほとんど当時のままなのだそう。敷地面積は1万㎡! エントランスの奥には回遊式の日本庭園もあって、予約の時間までのんびり散策することができました。

いよいよレストランへ。緋毛氈が敷かれた屋敷内はまさに大正ロマン。タイムスリップしたようです。席は端の窓際で、ひとりでも居心地がいい。

アフタヌーンティーセットには、スパークリングワインもしくはノンアルコールのウェルカムドリンク付きで、フレンチのセイボリー4種と冷製スープ、スイーツ、そしておかわりができるポットサービスの紅茶が付いています。

お茶はアメリカ・サンフランシスコのティーブランド「マイティーリーフ」。オーガニックダージリンとバニラのフレーバードティー、ホワイトティーベースのお茶やハーブティーなど5種類から選べます。最初はオーガニックダージリンをオーダーしました。コットンのティーバッグが入った状態のかわいいガラスポットで提供されます。

お料理はティースタンドではなく、セイボリーが終わったらスイーツが出てくるコーススタイル。クラシックなフレンチの塩味に、甘みのあるやさしいダージリンがぴったりでした。スイーツもかわいらしく、季節感もあってバリエーション豊か。メニューには載っていないのですが、小さなスコーンも付いていました。そして大正時代のレシピを再現したというカスタードプリンは絶品!全体的にボリュームは控えめですが、ゆっくりできて、雰囲気もよく大満足!

食事のあと、スタッフの方がお部屋や、二階、バルコニーまで、お屋敷内を丁寧に案内してくださり、当時の上流階級の豪奢な生活を垣間見ることができました。

窓からは須磨の海を望むこともでき、本当に贅沢なひと時でしたよ。
名建築でティータイム、みなさんもぜひ訪れて楽しんでみてくださいね。

LE UN 神戸迎賓館
兵庫県神戸市須磨区離宮西町2-4-1
最寄駅 山陽電鉄線月見山・須磨寺駅、R線須磨駅
Lunch 11:30~15:30(L.O.14:00)
Dinner 17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日 火曜日
電話 078-739-7600
https://www.vizcaya.jp/restaurant/

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