番外編 孤独の紅茶グルメ旅〜香港編〜


こんにちは! Tea Time 編集部の田口みきこです。

今回は「孤独の紅茶グルメ」の番外編。題して「孤独の紅茶グルメ旅〜香港編〜」をお届けします。

羽田空港から香港への深夜便が出ていると知り、思い立ったが吉日。週末に弾丸1泊2日で香港へ行ってきました。写真を見返してみたら、なんと11年ぶり! 当時40香港ドルくらいだった屋台のお粥は65香港ドルに。1香港ドル=12円ほどだった為替も、いまや約20円。お財布事情はなかなかの変化を遂げていたけれど、賑やかで活気のある街は変わらずでした!

深夜便ですから、香港に到着したのは早朝。眠い目をこすりながら、のんびりとバスで中心部へ向かいます。

まずは市場のお粥屋さんで朝ごはんです。香港といえばミルクティーを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はレモンティーも香港ではおなじみの飲みもの。スライスしたレモンが何枚もたっぷり入った、少し甘めのレモンティーは、食事のお供にもぴったりです。

お腹が満たされたら、街歩きへ。香港の街を走る2階建てトラムに乗って、気になったところで降りてみます。このトラムが走り始めたのは、英国統治時代の1904年。英語の地名や通りの名前など、街のあちこちに当時の面影が残っているのも、香港を歩くおもしろさのひとつです。

そして香港は街がコンパクトなので、行き先をきっちり決めず、気ままに動きやすいのもお気に入りのところ。

翌日、初めて訪れた街を歩いていると、「紅茶」という名前のお店を発見しました。紅茶好きとしては、素通りできません。お店の名前は「紅茶冰室(Red Tea Cafe)」。香港に複数の店舗を展開する、茶餐廳(チャーチャンテン)です。茶餐廳とは、香港のファミレスのような大衆食堂のこと。英国統治時代の西洋の食文化と香港の食文化が混ざり合って生まれたもので、ミルクティーやトーストから麺類、ご飯ものまで、メニューも実に多彩です。

昔ながらの食堂を想像していましたが、こちらは明るくて現代的な雰囲気。地元の人たちに混じって、ランチをいただくことにしました。昔ながらのワンタン麺屋さんや飲茶のお店で相席になるのは知っていましたが、こんな現代的なお店でも相席文化は健在。丸テーブルならまだ視線を逃せますが、ここはやや幅の狭い対面テーブル。向かいの人と、近い。これは結構気まずい…(笑)。でも1日もいれば、そんなこともだんだん気にならなくなってくるのが旅のマジックです。

そして香港に来たら、やっぱり飲みたいのが香港式ミルクティー。老舗の「蘭芳園」でひと休みしました。ずっとテイクアウト専門のお店だと思っていたのですが、小さなスタンドの裏側に回ってみると、レトロな茶餐廳が! 香港名物の菠蘿油(ポーローヤウ)も一緒にいただきます。「パイナップルパン」と呼ばれる甘いパンに、厚切りのバターを挟んだ香港の定番です。10月ですがまだまだ暑い香港。お待ちかねのミルクティーはアイスで。濃厚な味わいは、やっぱり香港ならでは。これを飲むためだけに、また来たいと思ってしまうくらいです。

旅の終盤には、旅先でのお楽しみのひとつ、スーパーマーケットへ。棚を眺めているだけでも、その土地の暮らしが垣間見えるようでワクワクします。もちろん、お土産用のミルクティーもしっかり買い込みました。

こうして、あっという間の1泊2日。11年ぶりの香港をたっぷり楽しみました。

とはいえ、まだまだ心残りも。ホテルでゆっくり楽しむアフタヌーンティーも、いろいろな点心を囲む飲茶も、今回はおあずけ。いつか「孤独じゃない紅茶グルメ旅〜香港編〜」もお届けできたら!