第69回 和紅茶専門店 紅葉(くれは) (佐賀県)



「孤独の紅茶グルメ」。第69回の今回は、佐賀県にある「和紅茶専門店 紅葉(くれは)」さんを紹介します。お茶の仕上げ師でもある店長の岡本啓さんに貴重なお話を伺うこともできました!

和紅茶とは、日本で栽培された茶葉を、日本で製茶した紅茶のこと。以前は「国産紅茶」「地紅茶」などと呼ばれていましたが、ここ20年ほどで「和紅茶」という呼び名が定着してきました。

長崎から佐賀を通り、小倉へと続く「長崎街道」は、さまざまな人やモノが往来する街道として栄え、現代も洋と和が融合した食文化が残る地域です。「紅葉」は、歴史ある建造物も並ぶ旧街道「長崎街道」柳町にお店を構えています。引き戸を開けて中へ入ると、店内は立派な柱が印象的な造り。築100年の元呉服店を改装し和紅茶の店舗兼カフェとして営業されています。

店内には、全国の和紅茶農家さんが作った中から、岡本さんのお眼鏡にかなった厳選の和紅茶がずらり。奥のカフェスペースは最近改装されたそうで、二人がけのテーブル席とカウンター席があり、岡本さんが一杯一杯丁寧にいれる和紅茶を楽しむことができます。

メニューを開くと、その種類の多さに驚きます。各地の茶葉のタイプや生産者名が書かれており、岡本さんが紅茶の説明はもちろん、土地や茶樹の特徴、作り手についても、愛情のこもった説明をしてくださいます。

「おすすめ和菓子3点とお任せお茶のコース(1,540円)」を注文しました。おいしそうな和菓子もお店で作られているんだそうです。

1つ目の和紅茶は、奈良県月ヶ瀬で作られた無農薬栽培茶。自然に淘汰された自然栽培の茶樹から作られた和紅茶で、やさしくもしっかりとした味わいです。かわいいうさぎの形をしたお菓子は小さなチーズケーキ。柑橘の香りが爽やかで、相性ぴったりでした。

2つ目は、鹿児島県南大隅の和紅茶。「ケーキや生クリーム系のお菓子に合います」とのこと。丸ぼうろと一緒にいただきました。

3つ目は、茨城県の猿島。この地域ではおいしいウーロン茶も作られてきたそうで、和紅茶もボディがあり、蜜のような甘い香りの中にすっとした清涼感も感じられる印象的なおいしさでした。とても満足感のあるコースでした。

カフェでいただける和紅茶は店頭で購入も可能。「和紅茶入門セット」や「ちゃんぽん茶」というユニークな商品もあり、リーフタイプ、ティーバッグタイプなど本当にさまざまな和紅茶が揃っています。セイロンティーやダージリンも少量ですが置いています。

岡本さんは、日本全国のさまざまな和紅茶を試飲しながら「このお茶は何に合うかな?」「このお茶は仕上げをしてあげたほうが、もっと良くなるかな?」などいつも考えているそう。全国各地の和紅茶に愛情を注いでいらっしゃるのが伝わってきました。

佐賀を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。和紅茶初心者から和紅茶が大好きな方まで、気軽にお茶の相談もできるおすすめのお店です。

和紅茶専門店 紅葉
佐賀県佐賀市柳町4-7
TEL&FAX 0952-37-6718
teapot@creha.net
http://www.creha.net
定休日 月曜日
営業時間 11:00〜17:00
https://www.instagram.com/p/DUmaW1BAYZh/?img_index=1